このページでは、拡張機能のパッケージ方法を説明する。概要で説明されているように、拡張機能は拡張子 crx の付く、特別な署名の入ったZIPファイルである。(例えば myextension.crx のような)
注意: 自分自身でパッケージングを行う必要は無いかもしれない。拡張機能を で公開するならば crx ファイルを作る理由は、例えばアルファテストで配布するための非公式バージョンを作るような時にしか無い。
拡張機能をパッケージングする際、一意な鍵ペアによりサインされる。公開鍵は、拡張機能を識別するために使われる。秘密鍵は開発者のみが保持し、拡張機能の各バージョンにサインするのに使われる。
拡張機能をパッケージするには、次の手順で行う。
この後 秘密鍵を紛失しない ように注意すること! 秘密鍵である .pem ファイルは、安全な場所に保全しておかなければならない。次のようなことを行う場合に、このファイルは必要となる。
拡張機能のパッケージ化に成功すると、作成された .crx と .pem ファイルの場所を示す、次のようなダイアログが表示される。
拡張機能を更新するには、次の手順で行う。
拡張機能の更新に成功すると、次のようなダイアログが表示される。
拡張機能をパッケージ化するもうひとつの方法は chrome.exe をコマンドラインから実行する。 —pack-extension フラグで拡張機能のフォルダを指定し、—pack-extension-key で秘密鍵ファイルを指定する。例えば以下のようにする。
chrome.exe --pack-extension=c:\myext --pack-extension-key=c:\myext.pem
ダイアログを表示させないようにするには、更に —no-message-box をコマンドに追加する。
注意: コマンドラインからのパッケージを行うには、Chromeブラウザを閉じておくか、異なるプロファイルを使う必要がある。
拡張機能のパッケージングを Rubyスクリプト から行うことも出来る。詳しくは github:crxmake を参照。