ウインドウやタブを操作していると、「省略時はカレント・ウインドウ」となっている windowId を多く眼にする。
カレント・ウインドウとは、実行されているスクリプトが所属するウインドウであることに注意しなければならない。決して「最上位のウインドウ」でも「現在選択されているウインドウ」でも無い。
例えば、ある拡張機能が実行されることで、幾つかのウインドウを新規に作って開くとする。その文脈でスクリプトが tabs.getSelected メソッドを呼び出したとすると、「カレント・ウインドウ」は一番大本のスクリプトが実行されているウインドウである。この時点で新たに作られたウインドウが選択されていても、ユーザによる操作中でも、全く関係が無い。
一方、バックグラウンド・ページのように所属ウインドウが無い場所で呼ばれた場合、「カレント・ウインドウ」は最上位のウインドウとなる。