ヒストリーAPIは、遷移タイプという値を使って、あるURLから他へ移動したナビゲーションの種類を表現する。例えばユーザがページ上のリンクをクリックして遷移した場合、遷移タイプは「LINK」になる。下表にあるように chrome.experimental.history.transitionType.LINK の値はゼロである。
リンクをクリックして他のページへ遷移した。
アドレスバーへURLをタイプして遷移してきた。または、明示的なアクションで遷移してきた場合。同じアドレスバーへの入力からの遷移でも、GENERATEDがURLらしく見えない項目を選択したのとは異なる。
サジェストのUIを辿って遷移した場合。たとえばメニューアイテムなど。
サブフレーム内のナビゲーション。トップレベル以外のフレームに自動的にロードされるコンテンツに適用される。たとえばページ内にいくつかの広告をサブフレームで埋め込んでいる場合、これらのURLは全てこの遷移タイプになる。
ユーザは恐らく、これらのコンテンツがサブフレームにあることに気付かないし、それらのURLが何であるかを気にすることもない。
サブフレームをユーザが明示的にナビゲートし、進む/戻るリストに新たなエントリが追加される場合。これはユーザがサブフレーム内が入れ替わったことを気にかけるので、恐らくは AUTO_SUBFRAME の場合よりも重要である。
アドレスバーにタイピングし、そこからURLらしく見えないエントリを選んだ場合。例えばアドレスバーのリストに出てくる “Search Google for …” というエントリは、それ自体はURLに見えない。それを選んだ場合というのは TYPED とは異なる。KEYWORD も参照のこと。
コマンドラインでURLが指定されたか、スタートページに設定されていた場合。
ユーザがフォームをサブミットした場合。ただし場合により、フォームをサブミットした時にスクリプトでイベントを取得して遷移した場合などは、この遷移タイプにはならない。
ユーザがページをリロードした。リロードボタンをクリックした場合でも、アドレスバーでEnterを叩いた場合でも、これに該当する。セッションの復元や、閉じたタブを復元した場合などもこれに該当する。
デフォルトの検索プロバイダ以外によりキーワードから作成されたURLの場合。KEYWORD_GENERATEDも参照。
キーワードにより作成された訪問に対応。KEYWORDも参照。